落語・講談・浪曲 日本演芸なんでもござれ

自称・演芸ブロガーが語る日本演芸(落語・講談・浪曲)ブログ!

玉川太福

想像の中で奔流する感情の波に飲み込まれて~2018年11月9日 渋谷らくご 立川寸志 柳家小里ん 玉川太福 古今亭文菊~

落語の魅力は、全ての感情を網羅しているところ。 俺の物語に入って来い!入って来い! 一円あげるから帰って頂戴 ちょいと待ちねぇ。唐揚げにタルルルタルルル~だってぇ? うちの女房がね、言うんですよ。お前さん、今日は縞の着物だよ。 帰ってくる頃には…

美しき心が宿る名調子~2018年10月7日 浅草木馬亭 月例 玉川太福独演会第12回~

今日はお子さんも多いので、侠客ものをやります。 あ、あれか、金井君、今日は「ちょっと!」の日か 武士なら碌より名を残せ 晴れである。とにかく晴れである。一点の曇りなく晴れである。空が暗くなろうと、街の明かりは燦燦と輝き、ドン・キホーテのペンギ…

男気に零れる涙で咲く花よ~19回赤坂で浪曲 「玉川太福『天保水滸伝』連続読み」第二回~2018年9月10日

政、お前が笹川へ行ったら掃き溜めに鶴が降りたようなもんだろう。 上杉謙信は敵将、武田信玄に塩を送ってやったというが、 この謙信に劣らない、立派な心がけ 許してください、十一屋 それは夏も終わりに近づく、暑い日の午後だった。謝楽祭を終えて、溜池…