落語・講談・浪曲 日本演芸なんでもござれ

自称・演芸ブロガーが語る日本演芸(落語・講談・浪曲)ブログ!

2019-12-01から1ヶ月間の記事一覧

呼吸と鼓動~2019年12月28日 カモの観察会2019~

どこで誰とどう出会うか。 誰にもわからないままに出会った。 出会ってしまったら、もう二度と 出会う前には戻れないことの幸福。 長い年月の果てに、死の淵に立って、 思い出すのは、楽しかった思い出であれ。 良き人との時間であれ。 良き体験であれ。 目…

まっつぐだから曲がれない~2019年12月27日 鈴本演芸場 琴調六夜 千秋楽~

あたしゃ生まれた頃からまっつぐ育ち 曲がったことが大嫌い。 免許だってS字クランクが合格できなくて いつまで経っても取れやしない。 馬鹿で結構。笑いたきゃ笑いやがれ。 あたしゃ天下に恥の無い まっつぐ生まれのまっつぐ育ちよ Straight To Hell アルフ…

どうして頭のいい人は寄席に行くのか~2019年12月26日 新宿末廣亭 夜の部19時~

悩みは消えないマジックペンで 考え込んでも油性ペン 言葉が無い。言葉が無い。 怒りは煮え湯のぶくぶくで まき散らそうにも熱すぎる 言葉が無い。言葉が無い。 どうしようもない気持ちは どん詰まりの壁で 突き抜けようにもドリルが無い。 言葉が無い。言葉…

金色のTraditional Storytelling~浅草木馬亭 木馬亭講談会 12月24日~

自分は自分、相手は相手と線を引くことは健康な人間関係の基本 ど真ん中の人 誰にでも『ど真ん中の人』というのはいる。間違いなくいる。例えば、私にとってロックンロールの『ど真ん中の人』はチバユウスケさんだし、落語の『ど真ん中の人』は古今亭文菊師…

屑屋の風情~なかの芸能小劇場 古今亭文菊独演会 2019年12月22日~

どんな商売でも、一所懸命にやらなくちゃいけないよ 手を抜くことも必要だけれどもね。 ちょっとした幸運というものは、 一所懸命に頑張ってくると、ほんの僅かに 見えてくる。雲の隙間から射す 光みたいなもの 寒風にさらされながらも燃ゆる 自分には何の取…

流れる場所を求めて流れる 鈴本演芸場 夜席 2019年12月20日

世の中には『適材適所』という言葉もあれば、 『置かれた場所で咲きなさい』という言葉もある。 『全てはあるべき場所にある』という言葉もあれば、 『環境が変われば考え方が変わる』という言葉もある。 『どこへ行っても上手く行かない人』もいれば、 『ど…

疒のメロディ

All I want to do is get back to youConnection, I just can't make no connection.But all I want to do is to get back to you.Everything is going in the wrong direction.The doctor wants to give me more injections.Giving me shots for a thousand…

碁の互の誤の語の悟の児の後~2019年12月7日 古今亭文菊毎月独演会~

あなたに出会った人がみな、 最高の気分になれるように、 親切と慈しみを込めて人に接しなさい。 あなたの愛が表情や眼差し、微笑み、 言葉にあらわれるようにするのです。 マザー・テレサの言葉 いつくしみふかき 丁度、なかの芸能小劇場で行われていた、毎…

Laughy Radio Show 鯉たま~2019年12月2日 浅草演芸ホール 夜席~

I heard you on the wireless back in fifty twoLying awake intent at tuning in on youIf I was young it didn't stop you coming through The Buggles 『Video Killed The Radio Star』 Just Listen ぼくが寄席であなたの落語をきいたのは、2017年の夏の…

SAN'IN IN THE SUN~2019年11月30日 神田連雀亭 第八回山陰合同勉強会~

やは肌のあつき血汐にふれも見でさびしからずや道を説く君 与謝野晶子『みだれ髪』 故郷は遠きにありて 年を重ねた男女の色気について、羨ましく思うことが多々ある。 一体どうやったら色気を身に纏い、怪しげで危うい紫色の、大人の色気を纏えるのか。藤圭…