落語・講談・浪曲 日本演芸なんでもござれ

自称・演芸ブロガーが語る日本演芸(落語・講談・浪曲)ブログ!

2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧

落語が生まれた日~2019年1月29日 ニーヌ Spooncast.net~

「さよならテレビ」と落語 https://www.spooncast.net/jp/cast/157712?utm_source=spoonshare&utm_campaign=157712&utm_medium=cast 落語はドキュメンタリーなのかどうか ただあたくしは、そのお取次ぎをするだけのことでございます 存在音痴 何億年も先の事…

親と子と光と影とさよならと~「山口ちはる」プロデュース さよなら光くん、さよなら影さん~2019年1月28日

カマンベールチーズを五等分 さよならとは、もう会えないという時に使う言葉です どうして?どうしてもう会えないの? きっと、大丈夫 みんなと同じように出来ない、私 まだ幼かった頃の記憶である。私は図工の時間が嫌いで嫌いで仕方が無かった。なぜなら、…

Is This BL?~2019年1月25日 歌舞伎座ギャラリー 古今亭文菊~

人気には敵わないね 私(そんなことない、そんなことない、そんなことない、そんなことない) ズキュウウウウン 男が男に惚れる瞬間 どこからが恋で、どこからが愛になるのか、私はその境界線が分からない。どちらかと言えば、愛の方が恋よりも深くて濃そう…

【Day4】慶安太平記 神田松之丞 2019年1月13日

男は、こちらを見ながら右手の人差し指で何かを示している 四度、想像の風景 師の背を見た、と男は思った。師の意志が籠る物語を俺は読んだのだ、と男は思った。否、この物語に関わった全ての者達の意志が籠った物語を、俺は読んだのだ、と男は思った。一夜…

手と手を合わせるような温度で~2019年1月20日 ナツノカモ低温劇団 「ていおん!!」~

才能って放っとかれないよね。 ありがとうございます。 ナイジェリア 心に残って忘れられない低温やけど きっかけは一つのツイートだった。とある方の呟きで『文章書くの好きなひと低温劇団ライブ行ってレビューしてくんないかな(行けないので…)』とツイート…

【Day3】慶安太平記 神田松之丞 2019年1月12日 

男は何かを見つけ、こちらに語ろうとしている。 三度、想像の風景 まず、言葉を見つけなければならなかった。客席に座る男は、そう思った。 目の前で語られた出来事を語るための言葉。単語は主語に形を変え、述語によって受け継がれ、動詞によって動きを始め…

爆笑と凄惨の高低差~2019年1月15日 渋谷らくご 20時回~

マコーレー・カルキン (トイレ流すの、紐なんだな・・・) 待ちかねましたよぉ!グビグビグビ くぁあああああ! 慶安太平記が全然抜けない 犬のように冬が好き 冬が訪れると、自分が犬だということを否が応でも思い知らされる。犬は喜び庭駆け回り、猫はこ…

【Day2】慶安太平記 神田松之丞 2019年1月11日 

男は座して、こちらを見つめ笑みを浮かべている 続・想像の風景 男は、語った、と思う。俺は一話、二話、三話、四話を語ったのだ、と思う。新たなる300人のために、確かに俺は語ったのだ、と思う。一人の男が生まれ、その男の悪行を語り、その男が丸橋という…

私はあなたの親指になりたい 倒錯の変身願望~渋谷らくご 2019年1月13日 14時回~

なんていうかー 和風? あおう!えぎやおうあ! なんで寝るんだよー! ゴクッゴクッ あなたはわたしだったからです 誰でも一度は何かになって 子供の頃、私は女の子になりたかった。とびきり美人で、性格が良くて、誰もが羨む肉体を持った女の子になりたかっ…

【Day1】慶安太平記 神田松之丞 2019年1月10日 

男は座して、こちらを見ている。 想像の風景 男は、座している。紫毛氈の台があり、舞台中央に置かれた座布団に男は座している。男の後ろには六尺六曲の鳥の子紙の和紙屏風がある。 男の目の前には、栗皮色の釈台がある。釈台の右端には新調した和紙で出来た…

この人の古典を聴いた!~2019年1月5日 神田連雀亭~

この人の面白さは、アインシュタインの相対性理論を越えてる。 投げられた球を受け止めた捕手が、そのまま地球7周半してバターになるくらい。 となりのトトロが冥王星のトトロになるくらい、遠い存在 。 言葉で表現できないことはない。 ぞなもしの友人 なん…

浪曲は燃えている! Rokyoku's burning~2019年1月1日 木馬亭~

人は心よ 見た目じゃないよ せめて君のために歌を書きたいけど もどかしい想いはうまく歌にならない スターライトパレードな連雀亭がSEKAI NO OWARI、ならぬ2018年の終わりを締め括った後で、星が降らなくても眠れない夜を過ごした私は、誰に連れて行かれる…

向き合い続けること、立ち続けること~2019年1月4日 スタジオフォー 四の日寄席~

第一回の時には、お客さんが3人しかいなかったんですよ。 みんな、いつの間にか上手くなってねぇ。 ここの珈琲を飲まなきゃね。 思う・思わない 目が覚めると、白い天井が目に入る。今日も白いな、とは思わない。天井がまだ存在していたんだ、とも思わない。…

伝説の年明け 天歌一品~2018年12月31日から2019年1月1日 神田連雀亭~

お客様が先細りしていくかと思っていたんですが、 おおっー! ここで拍手ですか 皆さま、明けましておめでとうございます! 餅の円、縁、宴 実家から逃げるようにして東京に帰る道中、私には何の後悔も無かった。 晴天の朝、久方ぶりに実家に帰り両親の顔を…