落語・講談・浪曲 日本演芸なんでもござれ

自称・演芸ブロガーが語る日本演芸(落語・講談・浪曲)ブログ!

2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ユーコン川を走る硬い箱のつながり~第12回 どんぶらこっこ ゑ彦印~2019年3月29日

この延長線上に 好きなことを好きなだけ語る人が好きな人 突然バーン 私の周りには好きな事を好きなだけ語ることの出来る友人がいる。友人の話は、いつも新鮮で、時々かなり偏っているのだけれど、その不器用さが好きで、いつも微笑みながら聞いている。能力…

シバハマラジオは鳴り止まないっ!~文化放送 シバハマラジオ~ 2019年3月28日

台本 月刊QR ハイテンション エロス 今週の1ページ ラジオが僕に 2018年10月2日、僕はラジオの前で惑星の誕生を待っていた。新しいラジオ番組が始まるとき、そこにはビッグバンのように大きなエネルギーがある。それはみるみるうちに形を成して、一つの星に…

重畳の春宵~2019年3月27日 人形町らくだ亭~

気が合えば 目は口ほどに物を言う 美人は百薬の長にして、酔えば命を削る鉋にもなる 平成メランコリック 最近は飲んだくれてばかりである。春がそうさせるのだ。春の宵なぞは格別で、酒器を持つ手が波打つほどの心持ちにさせてくれる。一口酒を飲めば桜のよ…

4月神席 池袋演芸場に行け! 2019年3月25日

年度末ですぜ。粘土待つとは訳が違いますぜ。門松とも違いますぜ。 年度末とマラソンは、ゴールが見えても忙しない 。 時間が無いなんて言い訳さ。 本当に人生を楽しんでいる人は、時間を無理やり作るもんだよ。 さあ、何もかも忘れて演芸を楽しもう ゴール…

豆腐のように瑞々しい心で~2019年1月19日 黒門亭 第二部~

みんな、豆腐を聴きに来たんですね。 寒くなりましたなぁ。 上総屋ぁ! I didn't want to hurt you Teenage Fanclubの『The Concept』みたいな気持ちで街を歩いた。寒い冬の中で、失ってしまったものを名残り惜しく思って手を伸ばすみたいな、けれど決して再…

酒と恋と許されたい心と~2019年3月10日 浅草演芸ホール~

酒というのは人の顔を見ない 酒 その愛すべき飲み物について 酒とは恋である。などと妄言を吐く人間の言うことは信じてはならぬ。だが、酒を飲めば人に恋するのは当たり前のことで、酒は心の奥底に眠っている恋心を箒を掃くようにくすぐるから、生理的な反応…

滑稽な稽古~2019年3月9日 浅草演芸ホール~

Practice, Practice, Practice いえ、あの、道を・・・ はじめての習い事 幼少の記憶である。私は生まれつき肺が弱く、病気がちで、体育なども隅で眺めていることが多く、皆勤賞から最も遠いところにいる子供であった。運動会が近づくと憂鬱で、仮病で休むこ…

あの日からずっと生きている~2019年3月8日 シブラク 立川左談次 追善興行 第二部~

草の戸も 住み替はる代ぞ 雛の家 『奥の細道 松尾芭蕉』 あいつは変わり者で誰も相手にしないというように,変わり者という言葉が,消極的に使われる場合,この言葉は殆ど死んでいるが,例えば,女房が自分の亭主の事を,うちは変わり者ですが,と人に語れば…

I'm waiting for my man~2019年3月7日 浅草演芸ホール 夜席~

1,800 yen in my hand 待てない私を変えたネタ 狭い部屋の中で私は苛立っていた。郵便物が届かないのである。最近では時間指定という発注者にとっては便利なシステムがあるが、それでも時間通りに来ないと苛立ってしまう。電車が遅れても苛立つ。約束の時間…

あなたが生きてる 心が嬉しい~3月6日 桂伸べえ独演会~

Failure is unimportant. It takes courage to make a fool of yourself. 喜び勇んで舞う花粉 一日の最後に好きな落語家の独演会があるということが、とても喜ばしく心高鳴る今日この頃。目に見えねども飛ぶ花粉が目に染み、なめくじが出たかと疑うほど這っ…

あなたと出会ったその日から~2019年3月3日 浅草演芸ホール~

私の世界が変わりました。 思い出浅草演芸ホール 初めての文菊師匠 まだ古今亭文菊師匠の古の字も知らなかった頃、 私は劣悪な環境で有名だという浅草演芸ホールに初めて訪れた。 所々破けた椅子、前列には紙コップに日本酒を注ぎ、顔を赤らめた年配の紳士、…